« 2018年10月 | トップページ | 2020年8月 »

2019年3月

2019年3月 8日 (金)

人と鳥の健康研究所

久々のブログ記事です。

今日、過去のデータファイルを探索していたところ、偶然、人と鳥の健康研究所の黎明期にあたる時期に全国の民間のにわとり獣医あるいは研究者の方々が当時普及しつつあったインターネットを活用して相互の情報共有や技術研鑽をしていく場として発足させた日本家禽診療ネットワーク(JNPV)の資料がみつかりました。
日本家禽臨床ネットワークは、1999年6月に発足し、もっぱらインターネット上で鶏をはじめ飼育鳥類の獣医療に関する課題解決をはかっていくことを目的として、2005年まで活動をしていました。2004年に高病原性鳥インフルエンザに現場の話題がさらわれるようになって以降、現場に様々な制約が生じたり、もっぱら高病原性鳥インフルエンザを中心にした獣医行政の強い介入がはじまるなどして、民間の獣医師の自主的、主体的な活動が大きく制約されるようになったと同時に、本病以外の研究機会についても本病の制約に強く影響され、国内の研究機関による家禽疾病に関する研究は大きく衰退し始めました。
こうしたことを受けて、2005年までに様々な制約や日常業務にそれぞれ会員が忙殺される中、日本家禽臨床ネットワークは活動を休止しました。
しかし、なんとか現場における諸課題を客観的な立場で解決し続けることは今後も必要だろうと考え、2006年に私が個人として人と鳥の健康研究所を事業化したのです。
今日、人と鳥の健康研究所のロゴマークは、もとは日本家禽臨床ネットワークのロゴマークとして私が図案を作成したものです。
あれから早12年。干支が一周したところです。
現場の課題は時代とともに変化しますが、根本的な解決にはなかなか至らないものです。過去に解決したと考えられていても、再興してくることがあるというのが、自然現象の本質です。しかし、共に研究を続ける独立自主的なフィールドは国内においては消滅寸前の印象があります。それでも屈せず、背景にある課題をひとつずつ解決し、現場の生産性の向上や安定生産、また、安心して家禽を飼育をすることのできる社会環境を目指して仕事をしていければという思いではあります。今後ともご支援をいただけると幸いです。

« 2018年10月 | トップページ | 2020年8月 »

フォト
2021年8月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック